E-A-Tとは、WEBサイト(ページ)の「専門性/信頼性/権威性」を表すことを言います。
Googleは高品質なページの評価基準としてE-A-Tという概念を提唱しています。
・Authoritativeness 権威性)
・TrustWorthiness (信頼性)
ここでは、WEBサイトに求められる3つの項目について説明していきます。
Expertise(専門性)
専門性のあるコンテンツとは、「人が経験したことをまとめた情報」や「ここでしか知れない情報」のこと、と※参照元:General Guidelinesに記述されています。
専門性は「各分野の専門家の知識(見解)」と見て取れてしまいがちですが、必ずしも専門性=専門家とは限らないようです。
例えば、料理好きな人がオリジナルのレシピを作って、調理手順や食材紹介などをまとめたコンテンツなどは専門性が高いと言えます。
Authoritativeness 権威性)
権威性のあるコンテンツとは、特定の分野で認められている(権威がある)サイトのことを言います。
この権威性のある先として代表的なのは、「医者(病院)」や「公的機関」などが該当します。
ユーザーの多くが「この(人・団体・会社など)の言う事なら正しいと判断できる」サイトであれば、権威性が高いサイトとイメージが付くのではないでしょうか。
TrustWorthiness (信頼性)
信頼性とは文字通り、WEBサイトの運営側やWEBサイト全体の内容に信頼性があるかと言う事です。
例えば、ネットショッピングサイトなどには、以下のページが存在していると思います。
「特定商品取引法に基づく表示」、「プライバシーポリシー」、「会社情報」、「お問い合わせ先(連絡先)」など。
実はこれもサイトの信頼性を高めるひとつの要素になっています。
まずは『専門性』を高めよう
専門性、権威性、信頼性とそれぞれ、コンテンツ作成では非常に重要な要素ではありますが、特定の分野に特化してコンテンツを作り続けれれば、自然と権威性や信頼性も増えていきます。
そのため、まずはこの専門性をしっかり意識したコンテンツを作ることが大事です。
取り上げるトピックによってE-A-T評価は変わる
ここでは一例をあげて解説していきます。
例えば自分が株式投資を始め、その経験や情報などを配信するコンテンツを作成したとします。
ここの株式投資を実際に経験したことについては、専門知識と言えます。
そのため、自分が契約したネット証券の紹介や各証券先の手数料の比較、株の購入の仕方などは実際の経験から専門知識としてコンテンツ作成が出来ると思います。
しかし、「今●●社の株が買い時」「この先●●株は上がる」など具体的な金融情報のアドバイスをユーザーに与えるコンテンツはよくありません。
なぜよくないかと言うと、専門機関や専門家(証券マン・権威性のある投資家)ではないからです。
このように同じテーマではあるのに、選択するトピックによっては評価が変わってくるのです。
ただ、まったく書けないわけではないことも知ってほしいです。
要は信頼性(根拠)のある情報を提示出来ているコンテンツになっているかが重要。
E-A-Tのまとめ
専門性の高いコンテンツにするためには「根拠」をしっかり提示したページ作りを意識してみて下さい。
また、YMYLコンテンツは特にE-A-Tの重要度が大きくなるので、参考となる情報ソース選びも意識するといいでしょう。